たしかにサシ回りのきれいな(霜降りの鮮やかな)牛肉は、おいしいです。が、30代ぐらいになるとそろそろ、あまり量が食べられなくなります。胸が悪くなるからです。
小さい頃、すき焼きのケンネ脂を平気で食べることができた人も、お年頃になってくると、食べられなくなりますよね。身体が大量の脂肪を受け付けなくなるのです。
医学的な見地に立つまでもなく、脂肪の摂りすぎが、人のからだによくないことは、わかります。
牛肉のおいしさとして現在、幅をきかせているのが、霜降り・サシの旨みです。ですが、この阿蘇和牛は、サシのおいしさに頼らない、肉(赤身)がおいしいことを、特徴とする牛肉なのです。
等級が高く、高価に取扱いをされやすい、そんな牛肉を生産しようとしている生産農家が多いことは、やむを得ません。誰だって、自分の作ったものは、高く売りたいでしょうから、高く評価されやすい牛肉を作ろうとすることは、当然のことです。
その一方で、「最近の牛肉は、牛肉らしいおいしさに欠ける。」そうおっしゃる方たちも、おられます。そういう人は、牛肉のおいしさをよくご存知なのかもしれません。脂の旨みではなく、牛肉本来の赤身のおいしさを覚えておられるのですから。
脂ではなく、本来の肉のおいしさを存分に味わえる。それが阿蘇和牛です。
